2025年新歓のお知らせ(追記)

政経部2025年新歓はまもなく終了します!
来てくださった方は大変ありがとうございました。


*今後の政経部の活動日程について

今後政経部は、火曜または水曜のいずれかの日程で、週1回ほど活動を行う予定です。

活動内容としては、部員が作成した原稿を発表する定例会と、1つの本を決めてその本を読んで議論をする読書会を主に行います。

政経部に加入したいという方は、火曜と水曜の会のどちらかには、継続して参加するようお願いします!


*次回以降の定例会の日程

5/7 (水)  新歓企画定例会(最終回) 「あなたが平等主義者なら、なぜ東大を辞めないのですか?」

5/13 (火) 読書会 『哲学・航海日誌』第Ⅰ部


*5/7 新歓企画定例会内容

5/7(水)19:00- 新歓企画最終回「あなたが平等主義者なら、なぜ東大を辞めないのですか?」

いわゆる「リベラル派」の立場に共感する東大生は少なくありません。しかし、彼らの主張の核である「平等」の規範は、彼らが東大を自主退学することを要求するのではないでしょうか。第一に、東大卒という特権を得ることや、東大に来たということが、リベラル派の平等主義理論にいかに反するかを明らかにします。第二に、東大を自主退学しなくてよいように平等主義を修正すると、平等への訴えは以前ほどの力を持たなくなり、多くの不平等が是認されてしまうことを示します。最後に、多くの不平等が是認されてしまうとしても──あなたが東大を卒業するとしても──それは悪いことではないかもしれない、つまり私たちは平等主義を捨てるべきかもしれないということを示します。
平等主義を捨ててほしいわけでも、(当然)東大を退学してほしいわけでもありません。「なんだか正しそう」な雰囲気に流された、自己満足な「政治ごっこ」に警鐘を鳴らす、本当に社会を良くする「正義論」のための(批判的=実践的)政治哲学入門。

*5/13 読書会内容


『哲学・航海日誌』は、駒場の哲学教授でもあった野矢茂樹による本です。現代哲学の先端を行きながら、軽妙な語りと日常的な日本語を両立させた野矢氏は、英米哲学における日本最後のシンボリックな教授と言えるかもしれません。ウィトゲンシュタインの哲学を通じて、日常の問いに迫っていくというシンプルなものなのですが、現代哲学で彼の影響を受けていないものはいないウィトゲンシュタインのエッセンスの学習と、教科書にとどまらない哲学的思考そのものを体験できる良書です。
初回は第Ⅰ部(1章〜11章)をやります。1章が短いです。
分からないところがあるのは当然なので、まずは通読してください。当日疑問点を持ってきてディスカッションをするという形になります。
また、『哲学・航海日誌』には新版・旧版がありますが、内容はほとんど同じですのでどちらを読んでも構いません。

読書会に参加する方は、できれば読書会までに第Ⅰ部を読んでいただくようお願いします。もちろん読み終わっていない方は参加できないというわけではないので、そういう方も気にせずご参加ください。


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*延期となった「ロシア現代思想入門」は調整中のため、今後の開催は未定です。


*おまけ: 新歓の記録(4/6 京都議定書ボドゲ会)

最大メンバー6人での「京都議定書」は、3ー4人でのそれとは別ゲーでした。
単独でのフィリバスター(議事妨害)による廃案は意外とうまくいきませんね。






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