新規会員募集

東京大学政治経済研究部は常時、新規会員を募集しています。


アピールポイント

◯しっかりとした学術系サークル!

この社会で何が起こっているのか、社会の中で人間はどう行動しているのか……を部員全員が真面目に考えている、しっかりとした学術系サークルです。政経部は外部の政治団体や経済団体とのつながりを持たないので、学生の自主独立で学術的な立場で活動が可能です。


◯事実を学術的に学びつつ、規範(当為)も議論する。

私たち一人ひとりは社会の構成員である以上、社会を外在的に観察するだけでは済まされません。いわば、私たちの人生は社会という枠の中にはめられてしまいます。したがって、学術的に事実をしっかり学ぶのにとどまらず、「どうあるべきか」という規範(当為)も議論しています。事実―規範という対応は学問分野でも非常に重要で、例えば政治学―政治哲学の関係や、現状分析―政策提言の関係はこのようなものです。事実と規範の両者を分けつつも、決して事実の探求に終わらせることなく、いずれも大事だという態度が重要です。


◯多様な構成員に保障された多様な議論

駒場生はもちろん、後期課程諸学部で専門分野を学ぶ学生も参加しています。駒場生の科類も多種多様で、決して文Ⅰ・法学部や文Ⅱ・経済学部ばかりということはありません(むしろ少数派です)。そのため、テーマも毎回色々な範囲に渡ります。
コロナ禍で私たちは日常生活でインターネットに依存する度合いをますます高めました。しかしながら、インターネットは「知りたいことをより詳しく知る」のには役に立っても、まったく知らないことに出会うことは稀です。どちらかと言えば、「読みたいものを読み、見たいものを見る」ための道具ではないでしょうか。しかし、そうやって「見たくない、知りたくない」ものを排除し続けた先に人間・社会が健全に発展するとは到底思えません。多様な構成員に保障された多様なテーマ・議論とは、まさに「知るつもりもなかった」ことに出会う機会を作り出します。


◯お互いに学び合う真摯な態度

政治や経済の話というと、ヒートアップして喧嘩のようになってしまうことも珍しくないようです。しかし、政経部の部員はみなお互いに学び合う真摯な態度で臨んでおり、相手を「論破」しようと考える人はいません。論文や書籍の読解が正しいか、事実認識に誤りはないか、物事を多角的に捉えているか……等を、健全な相互批判の精神で学術的に論議しています。


◯オフラインでのつながりを重視

2021年夏以降は、原則オフライン開催にて定例会を開催しています。定例会の開催場所は、当初は駒場キャンパスにおける活動規制により本郷キャンパスを使用せざるを得ませんでしたが、秋以降は駒場キャンパスの部室を使用しております。また、定例会後は原則として交流会を開催しております。オンラインを強いられたり、あるいはつい手頃で便利なオンラインに流れてしまう時代ではありますが、オフラインを前提とする文化が根強く構築されている以上、オフラインでの交流には強い需要と価値があると考えています。


入会方法

新歓期は仮入会制度を設けています。
対面開催での定例会や新歓イベントの際に、仮入会希望の旨をお伝えください。仮入会者用のグループLINEに招待します。
仮入会後、最長1カ月で正式入会となり、サークル用Slackへ招待いたします。

ご不明点は、メール(seikeibu.utokyo@gmail.com)やTwitter(@seikeibu)でお気軽にお問い合わせください。


こんな人におすすめ(?)

  • 政治学、経済学、政治哲学などが好き
  • 選挙の話が好き
  • 日本政治の歴史に興味がある
  • 大学内の学生自治団体で活動している(したい)
  • この社会がどのように動いているか知りたい
  • 等々……
もちろん、これらに当てはまらなくても、入ってみれば興味深く活動できるかもしれません。若く、そこまで人も多いサークルではないので、部員の興味関心分野などに比較的柔軟に対応できるのもアピールポイントです。





Q&A

◯哲学や現代思想も学ぶのですか?

→定例会は部員による発表ですので、その内容は部員の興味関心に依存します。現在の政治経済研究部には哲学や現代思想にも精通している部員が多いため、政経部に入ることで、哲学や現代思想についての知見を深めることができます。また、そもそも哲学と政治学、経済学を分けるのもナンセンスでしょう。イギリス首相を最も多く輩出したオックスフォード大学に1920年代に設立された看板学部(厳密には日本の「学部」と同じではないですが)にはPhilosophy, Politics and Economics (PPE)というものがあり、これは世界の他の大学も真似ていくことになったのですが、こうしたものが示すとおり、哲学と政治学、経済学の関連性・相関性を前提としたうえでそれぞれについて学ぶということは特異なことではありません。日本でいえば政治経済学部といったところですが、むしろ日本では哲学が抜けているのが不思議ですね。ということで、政治経済研究部という名前には「哲学」を付け加えるのが本当は正しいのかもしれません。
 もう一つ付け加えるなら、政経部では空想的な単なる哲学的思惟にとどまらず、それと実世界とのつながりを常に考え、「どうあるべきか」という規範(当為)と結びつけています。これも、哲学と政治、経済のつながりと言えるでしょう。もっとも、ほとんどの哲学者にとって空想的な単なる哲学的思惟というものはありえず、彼ら/彼女らは常に現実の課題を前にして思考し続けてきたわけですから、これもまた特殊なことではありません。
 東大で哲学や現代思想について学ぶことのできるサークルは数少なく、弊部は学友会加盟サークルでは唯一のものになっています。


◯政治の話で喧嘩になりませんか?

→「人にはそれぞれ価値観や主義主張があり、他人が自分と異なる意見を持っているのにはそれ相応の理由がその人にあるのだ」ということを部員はみな理解しています。また、「事実」(=実際どうだったのか。研究が進めば自ずと一つに確定していく)と「規範」(=どうあるべきか。研究や学習によってではなく、その人の人生に基づいて形成される価値観)とをしっかり区別することを心がけています。したがって、自分の意見と違うからといって、他人の意見を「間違っている」と決めつけることはありませんし、他人を罵ったり喧嘩になったりすることはありません。

◯経済の仕組みをしれば投資や就職に有利になりますか?

→そのようなことを目的としているサークルではありません。外部の経済団体等とつながりがあるわけではないので、政経部に入ったからといって株で一儲けしたり就職に有利になったりすることはありません。しかし、そうした金銭的価値とは異なる、自分の視野を広げるという一生涯の成果は得られるはずです。また、外部の経済団体や政治団体とつながりを持たないことは、学生の自主独立な立場での自由な学びや議論のためにも必要なことだと考えています。

◯特定の政治思想を持つ必要があるのですか?

→そのようなことを目的としているサークルではありません。ただし、相手の意見を聞いて「ふーん」と思うだけでは成長はないので、お互いに自分の意見を広めたいと思う態度は必要なことです。また、私たちは社会の構成員である以上、単に事実をより多く知るに留まらず、それらに踏まえて自らの意見を持つのは重要なことです。

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