20220323_Aセメスターまとめ

 定例会の一覧

・10月15日:アソシエーショニズムとコミュニタリアニズム

田畑稔や柄谷行人のアソシエーショニズムと青木孝平のコミュニタリアニズムを比較検討しながら、マルクス主義的な共同体観について考察しました。


・10月29日:大井赤亥『現代日本政治史』

「新自由主義」についての緻密な理解・議論のために、先月出たばかりの新刊から日本における行政改革を歴史的に捉えていきました。


・11月12日:労働組合とは何か

『労働組合とは何か』(木下武男著)をもとに労働組合の歴史や現状を概観します。現在の日本の労働法についても軽く扱いました。


・11月26日:技術失業

近年AIが人間の雇用を奪うという「技術失業」の可能性が無視できないものになっています。AIの発展が量・質的に雇用に与える影響や、その対処策として期待されているベーシックインカムについてマルクスの思想に基づいて考察しました。


12月9日:「ベルクソニズム」における政治哲学

G.ドゥルーズ の『ベルクソニズム』における、情動と社会変革の理論を読解し、ベルクソン哲学の潜在的革命性と初期ドゥルーズ 政治哲学の射程について考察しました。



2月18 日:リベラリズム批判① 〜リベラル・コミュニタリアン論争〜

『正義論』におけるロールズの諸概念をコミュニタリアニズムの観点から批判的に捉えたうえで、『政治的リベラリズム』におけるロールズの転向について考察しました。



3月8日:耕作放棄地について

耕作放棄地の問題を取り上げる中で、社会科学テーマを扱う。これにより、社会科学的な分析手法や議論の進め方を政経部に広め、より多様なテーマを取り扱えるようにしました。



活動報告

10月29日の回からは、開催場所を駒場キャンパスの部室(キャンパスプラザB316号室)に変更しています。
授業形態にも鑑みて大規模な秋新歓は行わなかったものの、新しいメンバーを迎えて、Sセメスター以上に活発に活動することができました。なお、従来どおり定例会以外にも有志の学習会や交流会(忘年会・新年会)を開催しています。
駒場祭にはオンライン開催となったため参加しておりません。
3月には、都内で1泊の合宿を開催いたしました。

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